機関投資家向けの取引と資産運用部門

米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、米経済を分析しました地区連銀景況報告(ベージュブック)を発表しました。 再び利下げを行うかどうか判断する際の参考資料となります。

 今回の報告は、FRBが30、31日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で参考となります。 ダラスなどの5地区は「減速」を報告しました。  地区別では、全米12の地区連銀のうち、ニューヨークなど7地区が成長ペースは変わりません。

 住宅市場の冷え込みが個人消費など他の分野に与える影響については、「現時点ではほとんど見られません」と分析しました。 住宅ローンの延滞率が高まり、不動産融資の基準が厳しくなって、貸し渋りが広がっている現状も報告しました。

 報告は、住宅市場について「ほとんどの地区で販売戸数、価格とも落ち込みました」と指摘しました。 「米経済は拡大しています」としました前回報告(9月)から景気認識をやや後退させました。

 低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題を受け、「成長のペースは鈍化しました」との総括判断を示しました。


証券最大手の野村ホールディングスがサブプライムローン関連で巨額損失を追加計上しました。 サブプライム問題で、欧米の大手に追いつくまでの道のりは、険しくなりましたといえます。

機関投資家向け電子取引子会社や資産運用部門などに資源を集中する考えを示しています。 社長は「損失処理にめどがつきました。黒字転換するための事業の見直しを行います」としています。  野村は今後、米国部門を約1300人から約900人にまで減らします。

国際的な存在感を示すための焦りがありましたとの見方も出ています。 米住宅市場の活況を前に、海外勢に後れを取るわけにはいかなかちましたからです。 米国での不動産証券化事業に再び参入しました。


   世界の金融市場では欧米の大手金融グループに大きな差をつけられています。  国内では法人、個人向け取引とも圧倒的な強みを持つ野村。

98年9月中間期で2000億円を超える赤字決算となり、国内外で大規模なリストラに追い込まれましたが、教訓が生かせませんでした。  野村は1998年秋にも米国法人が手がけていました商業用不動産証券化事業で巨額損失を出し、撤退しました経緯があります。

今回のサブプライム問題に伴って証券化商品の価格が暴落しましたため、商品を処分しましたことで売却損が膨らみました。  野村は2002年に米国で住宅ローンの証券化業務に参入し、金融機関からローンを買い取って、投資家に転売してきました。

野村にとっては痛い失敗となり、今後の世界戦略も修正が避けられませんと見られています。 米国市場への浸透を手掛かりに、世界の大手金融機関に対抗していく戦略を描いていました。

サブプライム問題が日本の金融機関にも大きな影響を与えていることを改めて浮き彫りにしました。 米住宅融資の証券化事業からの撤退に追い込まれました。


    バッグやアパレルを企画販売するサマンサタバサジャパンリミテッドに注目したい。経常利益は19%増の29億4000万円になる見通し。

 アパレル子会社の新ブランドや新店が寄与し、2008年2月期通期の売上高は前期比61%増の279億円を見込みます。 開業後1年を経過しました店舗の売り上げはほぼ横ばいでした。

バッグやアクセサリーは好調で出店は19、退店は4となり、8月末時点の店舗数は154店。 衣料品通販のスタイライフを持ち分法適用会社から連結子会社にしましたことが大きい。  売上高は46%増の120億円で、従来予想を12億円上回ります。

アパレル会社のメッセージを買収し、新ブランドの立ち上げに伴う広告費や人件費が計画を上回りました。 従来予想は5億6700万円。 12日、8月中間期の連結経常利益が前年同期比56%減の5億2400万円になりましたと発表しました。


   USENが17日発表しました2007年8月期の連結決算は、営業利益が前の期比4.5倍の159億円でした。 ギャオは約30億円の赤字で、前の期より赤字幅は30億円程度縮小しましたが、映画配給子会社がヒット作を欠き、不振でした。

 無料動画配信「GyaO(ギャオ)」を含む映像・コンテンツは86億円の赤字(前の期は97億円の赤字)と苦戦が続きました。 またインテリジェンスの48億円の黒字も上乗せされました。

光通信の期末契約数が74万件と9%増えましたほか、NTTグループの光回線を拡販しましたことで手数料収入も伸びました。  部門別の営業損益は、前の期に42億円の赤字でしたブロードバンド・通信が21億円の黒字に転換しました。

期末配当は前の期と同じ5円としますが、中間配当を見送りましたため、年間では5円減配となります。 営業赤字でしたブロードバンド・通信事業が黒字転換しましたほか、人材サービスのインテリジェンスの子会社化などが寄与しました。

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